2006.12.20
株式会社シンクパワー(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:冨田 雅和)は、音楽に同期した歌詞をインターネット配信するという日本初のWEBサービス「歌詞ISM」を12月22日にオープンします。
今までインターネットでの歌詞配信サービスというと、WEBブラウザの中に歌詞テキストを表示させてユーザーに閲覧させるだけの「表示のみ」サービスが一般的でした。その「表示のみ」のサービスも、著作権の観点から印刷やコピー&ペーストが一切出来ないもので、ユーザーが歌詞を入手する方法は、CDを購入したりCDジャケットのコピーをとるなど実物そのものを入手するしかなく、歌詞を電子データの形で所有できるサービスはどこにも存在していません。 シンクパワーがサービスをスタートするWEBサイト「歌詞ISM」は、ユーザーが歌詞を電子データの形で所有できる日本初のサービスで、その歌詞データは自分がパソコンに取り込んでいる音楽に同期して表示される、という画期的なサービスです。
この歌詞を音楽に同期させて表示できる技術は「MediaSync(メディアシンク)」と呼ばれており、歌詞の文字データに時間情報を埋め込んで歌詞データを作成します。ユーザーがCDから取り込んだり音楽配信サイトから購入してパソコンに保有している音楽データにこの歌詞データを挿入することができ、この歌詞データが挿入された音楽を「歌詞ISM PLAYER」で再生するだけで音楽に同期した歌詞が見られるようになります。 ※「歌詞ISM PLAYER」は、「歌詞ISM」サイトから無料でダウンロードできる音楽プレイヤーです。
このMediaSync技術は、韓国のDigitalFlow Inc.(本社:韓国ソウル、CEO:金南勲)により開発されました。DigitalFlow Inc.とシンクパワーが業務提携し、この「音楽に同期する歌詞データをユーザーが自分のパソコンに取り込み、音楽に挿入出来るサービス」のビジネスモデル特許を申請、同様のサービスが行えるところは他にありません。
「歌詞ISM」は月額315円(税込)で歌詞データが取り放題。歌詞の“定額取り放題”というサービス前例がなかったため、音楽著作権管理団体であるJASRACは著作権料率を定めていませんでしたが、今回、「歌詞ISM」がスタートすることにより、新たに歌詞の定額取り放題に対する料率を定めました。これは歌詞サービスを普及させる大きな第一歩になったと言えます。
シンクパワーは今後、他社のパソコン音楽プレイヤーや携帯音楽プレイヤー、携帯電話などにもMediaSync技術を提供していく予定です。携帯音楽プレイヤーや携帯電話にこの技術が搭載されれば、今まで歌手名や曲名などしか表示されていなかった液晶画面に音楽に同期した歌詞が表示されることになり、多くの携帯音楽ユーザーが歌詞を楽しむことが出来るようになります。 また、音楽だけにとどまらず、語学学習やポッドキャストなどのインターネットラジオにも広く展開していく予定です。
【本リリースに関するお問い合わせ先】 株式会社シンクパワー 渡辺 TEL:03-3234-3680 MAIL:info@syncpower.jp