2007.04.17
株式会社シンクパワー(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:冨田 雅和)は、日本初の音楽に同期して表示される歌詞データを配信するサービス「歌詞ISM(カシイズム)」を、2007年4月18日にウィルコムのW-ZERO3シリーズ向けにスタートします。
今までインターネットでの歌詞配信サービスというと、WEBブラウザの中に歌詞テキストを表示させてユーザーに閲覧させるだけの「表示のみ」サービスが一般的でした。その「表示のみ」のサービスも、著作権の観点から印刷やコピー&ペーストが一切出来ないもので、ユーザーが歌詞を入手する方法は、CDを購入したりCDジャケットのコピーをとるなど実物そのものを入手するしかなく、歌詞を電子データの形で所有できるサービスはどこにも存在していません。 シンクパワーが2006年12月よりサービススタートしたパソコン版WEBサイト「歌詞ISM」は、ユーザーが歌詞を電子データの形で所有できる日本初のサービスで、その歌詞データは自分がパソコンに取り込んでいる音楽にカラオケのように同期して表示される、という画期的なサービスです。
このサービスをウィルコムのW-ZERO3シリーズ向けにウィルコム版として2007年4月18日からスタート。ユーザーは、W-ZERO3シリーズに取り込んで持ち歩いている音楽に「歌詞ISM PLAYER」(※)で歌詞データを挿入、W-ZERO3シリーズで音楽を聴きながらカラオケのように音楽に同期して表示される歌詞を楽しむことが出来るようになります。 このように、モバイル機器で音楽を再生するだけで音楽にあわせた歌詞が液晶部分に表示されるサービスは、PC版「歌詞ISM」と同様、日本初です。 (※)「歌詞ISM PLAYER」は、「歌詞ISM」サイト(パソコン版、WILLCOM版)から無料でダウンロードできる音楽プレイヤーです。
この歌詞を音楽に同期させて表示する技術は「MediaSync(メディアシンク)」と呼ばれており、歌詞の文字データに時間情報を埋め込んで歌詞データを作成します。ユーザーがCDから取り込んだり音楽配信サイトから購入してパソコンやW-ZERO3シリーズに保有している音楽データにこの歌詞データを挿入することができ、この歌詞データが挿入された音楽を「歌詞ISM PLAYER」で再生するだけで音楽に同期した歌詞が見られるようになります。
このMediaSync技術は、韓国のDigitalFlow Inc.(本社:韓国ソウル、CEO:金南勲)により開発されました。 DigitalFlow Inc.とシンクパワーが業務提携し、この「音楽に同期して表示される歌詞データをユーザーが持っている音楽データに挿入出来るサービス」のビジネスモデル特許を申請中です。
「歌詞ISM」は月額315円(税込)で歌詞データ取り放題。歌詞の"定額取り放題"というサービス前例がなかったため、音楽著作権管理団体であるJASRACは著作権料率を定めていませんでしたが、今回「歌詞ISM」がスタートすることにより、新たに歌詞の定額取り放題に対する料率を定めました。これは歌詞サービスを普及させる大きな第一歩になったと言えます。
シンクパワーは今後、他社携帯音楽プレイヤー、携帯電話、更にはコンポ、カーナビなどにもMediaSync技術を提供していく予定です。これが実現すれば、今まで歌手名や曲名などしか表示されていなかった液晶画面に音楽に同期した歌詞が表示されることになり、多くの音楽ユーザーが音楽と一緒に歌詞を楽しむことが出来るようになります。 また、音楽だけにとどまらず、語学学習やポッドキャストなどのインターネットラジオにも広く展開していく予定です。
【歌詞ISM(カシイズム)】 ・WILLCOM版 http://willcom.kashi-ism.jp/ 対応機種: W-ZERO3(WS003SH) / W-ZERO3(WS004SH) / W-ZERO3〔es〕 ・PC版 http://www.kashi-ism.jp/
【本リリースに関するお問い合わせ先】 株式会社シンクパワー 渡辺 TEL:03-3234-3680 MAIL:info@syncpower.jp